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【おたよりコラム】食への興味

3 時間前
読了時間: 3分

 昨日の夜ご飯は麻婆豆腐とチヂミだった。中学生が勉強にきていたり、高校生大学生が遊びに来ている中でさくっと作って食べていた。きれいで広いキッチンが自由に使えるようになり、毎日の料理が楽しくなっている。自分用のごはんづくりだから、失敗してもいいし、基本ワンプレートですむようなものばかり。強制されていないからこそ、楽に楽しめているのだと思う。料理が好きというより、理科実験の延長のような、楽しいモノづくりの時間といったような感覚に近い気がする。

 そんな私の小学生のころはというと、全然量は食べないし、好き嫌いもものすごく多かったという記憶しかない。生の魚はきらい、貝やイカやタコもきらい、生トマトもきらい、ナスも、キノコも、豆も、ドレッシングも好きじゃない、ジャムもあんこもはちみつも。食べたことがないものへの関心もなく、食わず嫌いもすごかった。きっと母は苦労をしたのではないかと思う。でもあまりいやいや食べて克服した、という思い出もない。嫌いなものは嫌いのままで、家ではあまり嫌いなものはでてこなかった。でも少食も好き嫌いも成長する中で、だんだんと変わってきた。少食が変わってきたのは、中学生になってから、変わってきたといっても、1回に食べられる量はそんなに変わらなかったけれど、背が伸び始めたころ、食べる回数が増えてきた。朝食べて、朝練後に食べて、昼、部活後の帰り道、家での夕食と1日に5食が多かったのではないかと思う。1回に食べる量が増えたのは、大学生になって、一人暮らしをしてからのこと。食べる回数をセーブするようになったら、1回の量が増えてきたのだ。好き嫌いは、少食よりもっと遅かった。結局好きなものしか食べずにすんでいたから高校まではまったくだった。一人暮らしのを初めて、お酒を飲むようになって、居酒屋料理を食べるように。そうしたら、今まで食わず嫌いがおおかった私にとって新しい出会いが多かった。この出会いはとても大きくて、今まで苦手にしていたものもどんどんたべられるようになってきたのだ。きっと、家にいたら、食べないままだったのではないかと思う。きっと食べ物が、というより、その場の楽しい雰囲気、これ好きなんだよねーという友人の嬉しそうな表情、そんなことが背中を押してくれたのだと思う。 そんなこんなで私の食生活はどんどん変わってきた。いまとなっては、好き嫌いも少なく、量は食べすぎて困るぐらいたくさん食べるようになった。でも、もしかしたら、ちょっとなにかが変わっただけで、食べることが嫌いなまま大人になっていてもおかしくなかったのではないかと思う。それでも食べること、作ることが好きでいられたのは、無理強いをされずに私自身のタイミングを待ってもらえたことと、作る楽しさを与えてもらっていたからなのかもしれない。つくることが楽しい、そう思えている最初は、間違いなく、日曜日の朝の習慣。ホットプレートでホットケーキをみんなで作る習慣があったのだ。まぜて焼くだけ、と言えば、そうだけど、そんなことを当たり前にしているというだけで、作ることが身近になっていたのだと思う。好きになるまで、待つ。ということはとても難しいことだけれど、苦手なものの中にも楽しいことはあると思う。そんな部分は感じられるように、嫌いを遠ざけることなく、うまく近い位置で関わり合えるようにできるとよいのかもしれない。

 先日、初めての食材『ハヤトウリ』を2ついただいた。知らない食材にワクワクしている自分がいる。どうしたら美味しくなるのか、そもそもどんな感触なのか。さぁ、実験が楽しみだ~

      三尾 新

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