【おたよりコラム】プラスになるように
- 新 三尾
- 12 分前
- 読了時間: 4分
こないだ一緒にイベントにいった子に「みおと一緒になにかすると楽しい!」「また行きたい!」と言われて思い出したことがある。あるお母さんから教えてもらった家の中での会話だ。家族で「一番怖い人ってだれー?」という話をしていたみたい。問いかけた本人(親)の名前があがるかなぁと思って、悩む子どものこたえを待っていたら、子どもから「みお、、」「あーーみおだ!キャンプのときのみおが一番こわい」と姉弟で盛り上がりはじめたとのこと。笑いながら教えてもらった。その子たちは、いろんなイベントにきてくれるし、イベントではなくても〇〇行きたいーとたくさんいってくれる姉弟なので、きっと、ただ怖いだけの人にはなってないはず。たぶん。 子どもたちと関わっている時の私は、接し方や言葉掛けがいろいろと変わるとよく言われる。このときは、こう!みたいに全てを意識して使い分けているわけではないけれど、なんとなく使い分けているパターンがあることに気づいた。日常の中でよく使っているのは「近くで楽しそうに遊ぶ」「ぱっと褒める・認める」「なにも言わずまつ」「厳しく突き放す」「のっかる」の5つ。「近くで楽しそうに遊ぶ」は、はじめて会う子の前やたくさんの人がいて、どこかだけの輪に入りたくないとき、遊んでいいタイミングか子どもたちが探っているときに使うことが多い。無理になにかするわけではなく、直接的に伝えないという関わり方が、子どもの警戒心をといたり、好奇心につながるのか、楽しい雰囲気をつくりやすいように感じている。2つ目の「ぱっと褒める・認める」は、私の口癖にもなってるほど自然とでてくる「いいじゃん!」「上手!」「素敵」という言葉もそうだけど、アイコンタクトや表情だけで伝えることもとても多い。このぱっとというタイミングがとても大事だと思っていて、行動できた瞬間、というのが一番「みててくれた!」という安心感や「でしょ!」と自信につながりやすいからだ。これは教室の中でも一番みせる接し方だとも思う。それで終わりではなく、続きがある。問題があっていた時、できた時のように本人も気づいているときは、さらに「もっとこういう方法もあったかも!」「こっちもやってみて!」と視野を広げる言葉や次のミッションを伝えてみることが多い。いい悩み方をしていたり、挑戦しているときは、子ども本人にとっては、ただ考えたり悩んでいたりするだけだけど、その行動に対して「いい感じ~」と伝えていく。そして、一緒に、考え方のヒントもちょっとずつ伝えていく。どちらにしても、できたことを褒めるだけにはならないように、どう頭の中が動いていたかに意識をむけるようにしている。3つ目の「なにも言わず待つ」は教室の中で子どもたちがよくみる接し方なのではないかなと思う。たぶん、みなさんが思っている以上になにも言わない時間は長い。一番忍耐がいるのがこの接し方。子ども自身に考えてもらいたい時、悩み切って欲しいときにひたすら待つ。考えた後の一言を発してくれるまでは、その子のことを「できるよ」と信じて待つ。本人の中で、なんとなくこうした方がいいとわかっているけど、言葉にするのが難しい時もあれば、なにを考えばいいのかがわからない、というときもあるので、考えることを明確にしてあげてから、待つようにしている。時間をかけた後に出てきた言葉は、どんな言葉、それが質問とはずれた回答だったとしても、いったん受け止めることを大事にしている。4つ目の「厳しく突き放す」は、その子自身のためにならないことをしているとき、自分でやれることなのに甘えてしまっている時で、あまり好ましくない言葉を使ったときもこの接し方をする。この突き放すは、その後の心が動くタイミングでのフォローまでセットのものだし、信頼関係があったり、その子にとって心の成長になると思える状況のとき限定のもの。基本は優しく伝えるで十分で、なんでも突き放すようなことは絶対にしない。そして最後「のっかる」は高学年になるほど多い接し方。その子の「世界観」を受け入れ、味方という感覚や秘密を共有する共犯になったりする。この関係ができると、より考えを話してくれるようになる。いい循環をつくるために使う接し方だ。 いろいろと私の接し方を書いてみたけれど、きちっと使い分けができているわけでもないし、後悔することもたくさんある。それでも「今のこの子にはどう接したらいいだろう?」と精一杯正面からぶつかり、考え続けること自体が、ひとりひとりとの関係を大切にできている証なのだと思う。正解がない問題、いつまでも答えはでないけれど、心に余裕をもって、ひとりひとり丁寧に向き合い続けていきたい。 三尾 新














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