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【おたよりコラム】子どものころの習い事

 だんだん寒くなり、自転車にのる自分にとって、そろそろ手袋と帽子が必須アイテムになる時期だなぁ~と思う今日この頃。子どもの頃のわたしはというと、手袋は行きだけ。帰りは雪が降っていても、くるりとまるめてボールにして、みんなで投げ合っていた記憶しかない。そんなどうやって遊ぶかしか考えていない私の子どもの頃の習い事や趣味はなんだったのか、年の終わりと次の年が見えてきて、習い事を考える方もいるのではないかなーと書いてみることに。

 年中から幼稚園に通い始めた私が、幼稚園のことに習っていたこと、おそらく最初の習い事はたぶん『リトミック』だったと思う。英語とかも混じってたような、もう覚えていないのだけど、そんな記憶がかすかに残っている。そして年長になると、幼稚園のサッカーチームに入ることに!おそらく週に1回ぐらい。幼稚園の先輩ママに誘われて、だったと思う。幼稚園のころはそんな感じ。基本は家の庭や近くの公園でたくさん遊んですごしていた。あとは、折り紙とか工作とかで遊んでいたように思う。

 小学生になると、サッカーの少年団に入ることに。これは入るというより、母がママ友たちと一緒に作ったものだから、気づいたら当たり前に入っていた。もちろん、やりたくて仕方なかった私にとっては、うれしい環境だった。サッカーの習い事は土曜の午後と日曜の午前とあと祝日。そして、もうひとつ習い事を始めたのが、姉が通っていたピアノ教室。最初は姉の送迎についていき、ピアノの下で寝ていたり、というスタートだったみたい。基本はこのサッカーとピアノが長く続く習い事だった。3年生ぐらいのころには、習字とプールも習っていたけれど、おそらくどちらも続けたのは2、3年だった気がする。プールは楽しかった気がする。でも習字は丁寧に書ける姉と比較され、あまり褒められることもなく、いやいやで、行きの車でも渋っていた思い出がある。基本は習い事でいっぱいという感じではなく、学校から帰ると毎日、サッカーボールをもって遊びにでかけるタイプだった。友だちと約束していなくても、いた人とやるか、ひとりでやるか、結局サッカーを毎日していたように思う。そんな私が自分でやりたいといった習い事は体操教室。転校してきた子がバク転をしているのをみて、負けず嫌いを発動してのことだった。いろいろ話した結果、夏の短期(1週間ぐらい)にいってみることに。この判断はよかった。自分がいった体操教室は順番にやるから結構待ち時間が多かったり、やりたい技ができるわけでない、ということを学び、夏の短期だけで満足した。今思えば「結局そうなるからやめなさい」ではなく、やらせてもらったことに感謝しなきゃだなぁとしみじみ。そんなこんなで高学年になるのだけど、姉が中学受験をしたこともあり、自分も5年途中に塾の体験にいった覚えがある。そして、だんだんと受験仕様で週2、3と段々通う日が増えてきた。でも譲れなかったのはサッカー。あくまで将来の夢はサッカー選手だった自分にとって、塾での勉強はまわりに負けたくないだけのものだった。通っていた塾が土日に行かなければならなくなったので、サッカーができるよう、土日がない塾に塾を変えた。そうして、自分でやるやらないを判断していたからか、基本文句をいわずに受験はハードにやっていたように思う。ただ、この頃、嫌になっていたのが、ピアノだった。ピアノの先生の都合で、他の先生に変わった。そしたら私の楽しいピアノは無くなってしまった。ここでも習字と同じように姉は褒められ、自分はひたすら練習させられる、実際はそうではなかったかもしれないけれど、私の中ではそういう感覚だった。そして、受験を言い訳にしてやめた。これが小学校の頃の習い事。

 中学に入ると部活があって、サッカーは続けていた。面白いのは、いやいやで弾かなきゃという環境がなくなり、自由に弾けるピアノが楽しくなってきたのだ。そこで、新しくJAZZとかディズニーとか楽しめるピアノの先生の元に通いはじめた。このピアノが大正解。結局高校3年生まで習い、今でも年に1回ぐらい会う恩師に。一番長い習い事になった。素敵な縁だなぁと思う。あとは、中学になって新しく家族に迎えたわんこと一緒にアジリティという障害物レースのトレーニングをしにいっていた。

 私の習い事はこんな感じ。これが当たり前だったから、あまり多いとか少ないとかはわからないけれど、こうして覚えているぐらいだから、習い事というのはひとりひとりの心になにかを残していくものなのだと思う。私の教室は子どもたちにとってどのような記憶となって残るのだろう。「習い事」としてではなく、もっと近い距離で、そう、なにかあったら会ってみようかな、子どもたちにとって、そんな風に思える人になっていけたらいいな。そのためにも全力で向き合っていきます!


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